母子家庭の方で、子供が精神を病んだり、引き籠ってしまったりと、そんな相談をよく頂くのですが、我が子が、何を望んで、どうして欲しいのか?全く解らないという方がとても多くいらっしゃいます。母子家庭という事なので、何らかの理由で離婚するのでしょうが、その理由を伺うと、そんな方のは、性格の不一致で離婚する場合が殆どです。
私たちは、先祖からの経験値を受け継いで、自分の人格が出来上がりますが、父方の先祖の経験値と母方の先祖の経験値の両方を受け継ぎます。父方母方両方が混ざり合って自分自身の人格が出来上がるわけです。この引き継ぐ経験値は、生まれた順番によって父母の割合が異なります。また、男女でも受け継ぐ大きさが異なります。
一番最初に生まれた(流産も含む)子供は、父方の血を多く引き継ぎ、二番目に生まれた子供は母親の血を多く引き継ぎます。三番目の子供は父方・・・と、交互に父母引き継ぐ経験値の量が異なります。その為、長子は父方に似た性格で生まれてきます。3人兄弟で、1番目と3番目の性格が似るのは、そんな仕組みがあるからです。
母子家庭の方で、我が子の気持ちが解からなくなるのは、この血の仕組みの為だと思われます。別れた夫と性格の不一致で離婚したのであれば、もともと別れた夫の価値観や気持ちが解からなかったという事になります。従って、別れた夫の血を多く引き継いだ我が子の気持ちも、解らなくなってしまうという事です。
この対策は、自分以外の人の価値観を多く学ぶしかないでしょう。どんな人も、自分の価値観で物事を判断しているのですが、自分の価値観のみで過ごしていれば、視野が狭くなり他人の気持ちなど、理解できるはずもありません。我が子の気持ちでさえ理解できなくなるのは、他人の価値観を知り、受け入れる事が足らなかったからでしょう。色々な人の価値観を学び、自分の視野を広げる努力を続ける事で、この問題は解決すると思います。