「自分」とは、「他人」があって、はじめて位置づけ出来るで、他人を知る事で自分自身を知る事が出来るのが自然界のルールです。しかし、私たちは自己中心的に物事を考えるように創られているので、自分の事は自分が一番知っていると思ってしまう為、他人を知ろうとする事を怠り、現実とのギャップに悩まされる事があります。
例えば、自分は唐辛子などを使った「辛い料理が好き」だ思っているとします。しかし、周りにはハバネロのような舌を刺す激辛の料理しか食べない人たちの中に居れば、決して「辛い料理が好き」だとは、言えなくなります。激辛料理を日常的に食べる人達からすれば、「辛い料理を食べない人」となってしまうからです。
このように、「自分」を知る為には、「他人」を知る必要があり、「他人」を知ろうとしなければ、「自分」の位置づけが解らなくなる為、他人と多くの関りが必要な社会で生活をしている以上、様々な苦悩に直面する事になります。また、自己のエネルギーが他人との「縁」を創るので、自分が接する相手は、自己成長に必要な人たちばかりです。相手を知る事で、多くの学があるでしょう。