ダメ出し

4,「ダメ出し」するのではなく、学習する姿勢がチームを強くします。

「どうして出来なんだ!」「何度言ったらわかるんだ!」と、上司が部下を叱りつける言葉を耳にした方も多いのでは、ないでしょうか?このような事をしても、業務が改善される事はないでしょう。なぜならば。自然界は、私たちの心を成長させ利他的な思いを育ませようと、様々な苦悩という出来事を引き起こすからです。負の感情を相手にぶつけるだけでは、お互いに嫌な思いをするだだけで、業務がスムーズになる事などないのです。相手を思いやる心が必要だという事です。

 

誰しも、自分の思い通りに物事が進まないと、ストレスを感じるものです。時には、自分の思い通りにならないだけで怒り出す人もいます。それでは、目前の現実を受け入れることが出来ず、ただ拒絶しているだけにすぎません。我欲が強ければ強いほど、自分の思い通りにならない事も増えるので、短気になり、否定批判が増え続けて行きます。何かにつけ、否定批判する人は、学習能力のない人と言えるでしょう。学ぶ事が出来なければ、成長する事もなく、会社が発展する事もなくなります。

 

何事にも学ぶ姿勢で取り組む人は、「どうして出来ないんだ!」ではなく→「どうしたら出来るようになるだろう?」「何度言ったらわかるんだ!」ではなく→「どうして、何度も言わないと解らないんだろう?」となり、その為に「今の自分に何が出来るだろう?」という考え方をし、問題解決の為の行動をします。

 

スタッフ皆が、そういった考え方をするよう促すのも上司の仕事でしょう。皆が皆、学習する姿勢で業務に取り組めば、強いチームが出来上がり、会社の業績にも良い影響を与えるはずです。