誰しも自分自身の価値観で物事を判断していますが、「誰かの為」に何をしようとすると、その「誰か」を知る必要があります。相手を知るという事は、相手の価値観を知る事となり、その行為が自分自身の視野を広げます。「利他的な思考」でいる習慣をつけると、どんどん自分の視野が広くなり、今まで気づけなかった事に気づく事ができ、仕事がスムーズに進み、楽しくなります。また、スタッフ全員が、そんな思考で業務に取り組む事が出来れば、広くなった視野で業務を進める事が出来るので、当然売上もアップします。
「実践方法」
①「お客様の為」「同僚スタッフの為」「社会貢献の為」に出来る事を考える。
業務の中での取り組みとして考えてしまうと売上と結び付けてしまうので、出来るだけ売上に繋がらない内容で、企業理念に沿って考える必要があります。
また、スタッフ一人ひとりに、ある程度の予算を与えると、責任感が生まれ良い効果が出ます。
②実際に、考えた「出来る事」を実践する。
考えるだけでは、経験値として血肉に刻まれないので、必ず行動に移さなければなりません。
③行動した結果は、どうだったか?を検証する。
実際に、相手の為を思ってした行動がどんな結果だったか?を振り返る必要があります。自然界のルールでは「与えた分」しか「手に入らない」ので、しっかりと相手が喜んでくれたか?貢献できたか?その実感はあるか?を検証します。最初は、自己の価値観のみで行動しているので、結果は出ないと思います。ここで大切なのは、自己の価値観のみで行動しても、相手に何も与えられない事を体験させる事です。結果が出なくて当たり前の事なので、その旨をしっかりと伝え、「相手を知る事」の大切さを知ってもらいます。
①②③を定期的に繰り返してゆきます。最低でも、月に一度は新しい「何か?」を実践する必要があります。
※「利己的」な思考の強い人は、「お客様の為」「同僚スタッフの為」「社会貢献の為」に出来る事が全く思いつかない人もいます。その場合は、一緒に考えてあげるようにしましょう。
※この実践方法を繰り返すと、確実に結果が出ます。1円にもならない事を繰り返しているのに、売上がアップします。その理由は・・「自己の心の成長に繋がる事をしている。」「心を成長させた結果(縁)が変わる」「与える事が出来るので、その分、得る事が出来る。」という自然界のルールがあるからです。