25,スタッフ一人ひとりの長所を活かすのが、上司の仕事です。

25,スタッフ一人ひとりの長所を活かすのが、上司の仕事です。

責任者としての業務の中で、何度言ってもわからない、出来ない、そんな部下にほとほと困り果てる事もあるかと思います。自分の思い通りにしたいという欲求が強ければ強いほど、どうしたら良いか解らなくなり、ストレスを溜めてしまうでしょう。

人は、誰しも長所と短所がありますが、何でも自分の思い通りにしたいという欲求が、相手の短所ばかりに注目させ、どうしたら良いか?が解らなくなるのです。短所を改善させる事しか考えないからです。何でも出来るスタッフに任せた方が、業務が早く進むでしょうが、それでは、チームではなくなってしまい、最終的に全体の業務に支障がでるでしょう。

人が集まれば、必ず、お互いの短所を補い合うことが出来るような集団になるのが、自然界のルールです。一人のスタッフが出来ない事は、必ず他のスタッフが補う事が出来るはずです。見るべき所は、短所ではなく長所という事です。スタッフ一人ひとりの「良い所」を明確にし、それを活かす事によりチームとして、まとめるのが上司の仕事です。

その為には「利他的な思い」がどうしても必要となります。それを上司として手本を示す事が最も重要な事でしょう。