私たちは常に多くを求めるように創られて生まれてきます。その為、人と人とは、常に争い、その中で心を成長させて行きます。多くを手に入れ、手に入れたものを失う事を恐れます。失う事に恐怖心を抱いてしまうのです。今あるモノが自分にとってどれだけの価値があるのかが分からいまま、それに執着し真実を見失い、現実が空回りする事もあります。現実を何でも自分都合で解釈し、さらに傷口を広げてしまう事もあるでしょう。また、ある事が当たり前になり、自分にとって、とても大切なモノなのにそれに気づけない事もあります。
例えば、親を亡くした時に初めで親の大切さやありがたみを知る事もあります。また、マイホームのローン払えなくなり、絶望を感じながら手放す事になっても、賃貸マンションで普通に暮らしながら、マイホームじゃなくても問題ない事に気づいたりもします。
自然界のルールでは、与えた分しか手に入れる事は出来ません。与えずして手に入れたものは、必ず失う事になります。失う事で自分にとって何が大切なモノなのかを気づかされるのです。また、自分が執着しているモノが、自分にとって価値がないモノであれば、自分の意思で終わらせる事で、新たなる人生が始まる事もあります。