判断

11,会社経営は、常に理念に沿った判断が必要です。

会社を経営するにあたり、会社の存在意義を明確にし、そこに向かって運営して行きます。しかし、収益がなければスタッフの給与も払えなくなってしまうため、どうしても売上確保する為の業務をする必要があります。会社の売上が下がれば、経営者は焦ってしまい、ついつい本来の会社経営の目的を忘れ売上確保に迷走してしまうものです。

自然界のルールでは、現実は、言動の動機に基づいて引き起こす為、売上確保のみの動機では、良い結果を得る事が出来ません。ここが難しい所ですが、経営者は、自分が売上確保を優先しているか?社会貢献を優先しているか?を常に自問する必要があるでしょう。「理念」こそが、会社を運営する目的なのに、お金儲けに走ってしまえば、そこで働くスタッフも無意識に迷ってしまいます。

何かの企画を行う時、目的がお金儲けなのか?社会貢献なのか?では、判断基準が大きく変わるからです。曖昧な判断基準の中で、何かを成し遂げようとしても、そこで働くスタッフもどうしてたら上手くいくのかがわかりません。目的が異なる者どうしの意見は、必ず衝突するでしょう。
例えば、集団でどこかに遊びに行こうと集まった時、山に行きたい人と、海に行きたい人がいれば、いつまで経っても話がまとまらないでしょう。これと同じです。その状態で、うまく物事が進むはずがないのです。

自然界には「与えた分しか手に入らない」というルールがあります。会社の売上が低下してきているのであれば、お客様や社会に対しての貢献度が下がってきているという事なので、しっかりと理念にそった判断で会社運営をすると、自然に売上がアップします。ただし、貢献できなければ「与える」事にならないので、そこが重要なポイントになります。