誰しも、人生の中では辛く苦しい出来事が起きます。これは、自己の心を成長させる為に必要な事で、避ける事が出来ません。ただ、人それぞれ苦難の大きさは違い、耐え難い苦悩に直面する人もいます。また、辛く苦しい出来事を繰り返す人もいるでしょう。
この人の苦悩の大きさの違いは、その人の心の成長度合いの違いによるものです。「利己的な心」から「利他的な心」への成長度合いによって異なります。従って、自分自身が抱く感情に「利他的な思い」が多ければ、苦悩が減って行くのです。これも自然界のルールの一つです。
自分の目の前に辛い事ばかり起きるのであれば、自分自身の過去からの言動を振り返り、自分がどれだけ社会に貢献してきたか？他人の為に尽くしてきたか？を確認してください。他人に向けた自分の善意が、相手にとって、ありがた迷惑であったり、自分が良い事をしていると思っていても、自分だけがそう思っているだけに過ぎなければ、それは「利己的な心」がしている事になります。利己的な言動が多ければ多いほど、辛く苦しい出来事が増えて行くのです。
すでに苦悩の中にいるのであれば、自らを今以上に成長させる気づきが必要になります。そして、その気づきに基づいた行動も必要です。自らを省みる癖をつけ、常に自己の成長を心掛けていれば、誰でも辛く苦しい出来事が無くなっていくでしょう。目前の現実は、自分自身の生き様の結果なのです。